キッチンの動線が◎なワークトライアングル
毎日使うキッチンの動線は、家事の負担を軽減するのに重要なポイントですよね。
家づくりでは、よく使うシンク・冷蔵庫・コンロを三角形状に配置する“ワークトライアングル”が、正三角形に近いほど作業しやすい動線と言われています。
また、それぞれの距離は、
・シンクからコンロまで1200~1800mm
・シンクから冷蔵庫まで1200~2100mm
・コンロから冷蔵庫まで1200~2700mm
が理想とされています。
キッチンのタイプや間取りによっても異なりますが、これより狭ければ作業スペースや収納が足りず使いづらくなり、逆に広ければ効率が悪くなると言われています。
女性と男性では重視する動線が違う?!
設計の上ではこの“ワークトライアングル”がいいと言われていますが、もちろんライフスタイルやご家族様のご希望によってベストな配置は異なります。
特に、女性と男性では「これがいい!」と思う動線は違っていることが多いんです。
実際に建築中のお家で、最初はシンクからもコンロからも同じくらい離れた場所に配置する予定だった冷蔵庫を、奥様のご希望でシンクの真後ろに変更しました。
キッチンの使用頻度が高い奥様のご希望が採用されることが多々あります。
また、キッチンからリビングを見渡せるようにアイランドタイプなど対面キッチンにしたり、
間取りのことを考えて壁付けにしたり、
ライフスタイルによってもキッチンのタイプや配置は、一軒一軒で本当に違うんです。
家づくりのプロの意見が正解ではありません。
私たちはご家族様のご希望に合った使い勝手の良いベストな配置になるよう、日々心掛けています。